中野りさメモリアル~第3話~
ライバー活動を行う中野りさの連載エッセイ。毎週土曜日更新。
今月は「ライバーになったきっかけ」をテーマに書いてもらいました。
ライバーとして生きる彼女の等身大ストーリーを読んでみてください。
「枠回り」について~スペマ期間~
枠回りの仕方は様々だけど、私は最初闇雲に回っていた
「初めまして、MODECON東海に出ている中野りさです。よろしくお願いします」
そういって入っていった枠は数えきれない
何が正しい枠回りなのかもわからなかった
そんな中、他のライバーさんたちのコメントを読んで、「コメントの仕方」を覚えた
まずは交流を深めること、
自分を知ってもらう前にまず枠主を知ること、
共通点のある人は親近感がわきやすいこと、
等々話のきっかけを探っていった
どのタイミングでどんなコメントがいいのか
自分だったらどんなコメントが拾いやすいか
このコメントは相手にとって嫌なコメントにならないかどうか
自分の宣伝をしてもらうには、認知してもらうにはどうしたらいいか
いろんなことを考えながら、たくさんの枠を回っていた
そんな中、枠回りをしていくと、気づいたことがある
男性ライバーには女性ファンが集まりやすく、
女性ライバーには男性ファンが集まりやすいこと
リスナーさんたちはよっぽどの理由がない限り、同性の枠には遊びに行かない
自分の推しライバーが異性のライバー枠へ遊びに行くことを嫌がるということだった
スペシャルマッチ期間にリスナー心理を勉強するため、多くの枠を訪れた
ゲームする枠、
無言の枠、
企画している枠、
枠主が携帯を眺めている枠・・・
ミクチャは、今何人が自分の枠にいるか、見ているかわからないというのも特徴だ
限りあるリスナーさん、
偶然の枠回りの出会い、
30秒間の内に、
いかに足を止めさせるか、
自分に興味を持ってもらうか、
コメントしたくなる枠は、参加したくなる企画は何か、必死に考えた
答えはいまだ出ない。正解をまだ探している
ライバー歴1年半経った今でも最大の課題かもしれない
中野りさ(なかの りさ)
宮崎県出身/愛知県在住/ライバーズ所属
ライバー兼被写体モデルとして活動中
MODECON東海AWグランプリ/雑誌bis誌面掲載